野生のニホンザルの群れに「ボス猿」は存在しない?

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『ボス猿』という言葉は、
誰もが聞いた事あると思います。

猿の群れの頂点に立って統率し、
争いになれば先頭に立って戦い、
そのかわりに、
食料やメスを優先的に確保する。

そんなイメージがあると思います。

しかし、
野生のニホンザルを徹底的に観察した結果、
「そんな生態は見られなかった」
という説もあるそうです。

正確にいうと、
確かに体が大きくて強く、
他のサルから一目置かれているオスは存在する。
でも、その猿が群れを統率するようなことはない、
とのこと。

でも、
「じゃあ、群れはどうやってまとまってるの?」
という疑問が残りますよね。

これについては、
「仲間意識」
だそうです。

たとえば、群れの移動。
群れが移動する時には誰かが先導するのではなく、
誰かが移動しようとしたのをきっかけに
他の猿が「自分も移動するかどうか」を判断して、
”移動する派”が多くなると
全体が移動する結果になるそうです。

「その場の空気で」
ってやつなんでしょうか?
その辺りも、人間にそっくりですね。

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