映画の字幕翻訳者が、同じような顔ぶればかりなのは何故?
映画は字幕派ですか?
それとも、吹き替え派ですか?
私の場合、字幕派です。
字幕派の方だと
「翻訳者がいつも同じような人ばかりなの、
なんでなんだろう?」
と思ったことないですか?
どうやら映画業界の事情により、
そういう風になってしまうようです。
日米同時公開の場合なんかは、
時間がなくて編集が完了してないままの素材を使い、
翻訳作業が開始されることもあるそうです。
つまり、時間との戦いですね。
また、
未編集の映像を見ながら、
前後の関係もよくわからないままに
作業していくことになります。
そのため、
作業時間が読めて
上記のような状況にも慣れているベテランに、
仕事が回りやすくなるんですね。
ベテラン翻訳者は、
年間に50本程度の作品を手掛けるそうです。
年間の洋画公開数は500本もないので、
ベテランが10人もいれば十分、
という事になります。
そういう事情によって、
いつも同じような人ばかりになってるんですね。